最近は動画編集に追われているので目覚めと同時にパソコンを動かし、時間のかかる処理中に他の用事をしている。
今朝は「お稚児さん」と普通に読んでいるけど他県もお稚児さんというのかな?と考えて検索を始めた。
すると、ほとんどの記事で「京都では…」という言い方をしている。
検索が「八坂さん」とか京都にあるものだったので仕方ないが「さん」付けをするのは京都だけではない。
ここでも時々面白話で「大阪ではコワいお兄さんも『おいもさん』と言う」ってよく言ってる。
お不動さん、愛染さん、天神さんなどなど大阪でもよく使われる呼び方だ。
そこで大阪での呼び方について新たに検索してみると「読めない地名/大阪」というのが出てきた。
じっくり見るつもりは無かったが冒頭でいきなり「例外的にてんまんぐうと呼ぶ」なんて書いてあるものだから読んでみた。
天満、天満橋は「てんま」と呼ぶが例外的に…、という事だった。
ん~他県から見るとそうなるのか…って感じです。
大阪に限らず、そのままでは呼びにくいから変化していったという言葉は全国的にある。
大阪では呼びにくい言葉を濁したり飛ばして呼ぶ言い方は多い。
天満宮「てんまんぐう」は大阪の象徴なので例外ではなくこっちが元々では?と思う。
天満は「てんまん行く」と言いにくいから「てんま」になったと思うし、天満宮をそのまま「てんまんぐう」と呼ぶ大阪人は少ない。
大阪天満宮は「天神さん」と呼ぶ。
松屋町は「まっちゃまち」と呼ぶが、これも「まつやまち」と言いにくいからそう読んでいるだけで、まつやまちという呼び方に違和感は感じないし、人に説明するときは「まつやまち」と言うように気を配っている。
要するに内々の呼び方という事だ。
確かに「放出(はなてん)」など分かりづらいものもあるが、こっちは「出」を「てん」とは読まない。
字はそのままで呼び方のみ変化したものだから漢字を知ってる人も読めないだろう。
はなつ/でる(はなちで)が最終的に「はなてん」。
その後も大阪の読めない地名がたくさん述べてあったが、なぜかわが町だけ無い。
わが町は「門真」という。
地方から来ると「もんま」「もんしん」と門は「もん」以外に浮かばないようだ。
「笑うかどには福きたる」を「笑う角には福きたる」とおぼえている人もいるようだが、正しくは「笑う門には福きたる」である。
信州など旅行中に「大阪から来たの?」ってすんなり読める人がいて、話しを聞いたら大阪の大学に行ってたとかだった。
「門真」も加えてもらわなきゃダメだねえ… (^。^)
そうそう、最後に笑い話を…
京都の東本願寺を「おひがしさん」と呼ぶ。
西本願寺は「おおにっさん」。
大西さんという家名も「おおにっさん」。
まだ幼少の時、向かいのお屋敷が大西家。
大きな門構えで横に小さな入口がある。
時代劇で見るような門構えだ。庭も広く、蔵もあってその奥は林で少し暗い。
いつもお腹あたりの大きなポケットにお菓子を入れてくれる優しい人だ。
勝手に横の扉をあけて庭で遊んでても文句も言わないし、逆に顔を出すと気を使って帰っちゃうだろうと表には顔を出さない。
ただひとつ…
皆が「おおにっさん、おおにっさん」と呼ぶので子供ごころに
鬼さん… 「鬼なのか?」 といつも思っていた。(=^▽^=)
[5回]
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